ホーム > 園内の植物
見晴らしゾーン
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シラカシ
- 科
- ブナ科
- 属
- コナラ属
- 学名
- Quercus myrsinifolia
- 見られる場所
- 管理事務所から野球場へ向かう遊歩道
- 見ごろ
- 4月~5月
どんぐり 10月頃
高さ20mに達する常緑高木で暖地に分布し、とくに関東地方に多く見られます。4~5月に黄緑色の小花をつけます。雌雄同株で、雄花穂は前年枝について垂れ下がり、雌花穂は新しく伸びた枝につきます。どんぐりは当年の秋成熟します。屋敷林や防風垣に利用されています。名前の由来は、材が白いことから。
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カナメモチ
- 科
- バラ科
- 属
- カナメモチ属
- 学名
- Photinia glabra
- 見られる場所
- 管理事務所から野球場へ向かう遊歩道
- 見ごろ
- 新芽の頃
5月~6月頃
高さ5mほどに伸びる常緑の小高木。静岡県より西に分布します。若葉は紅色を帯び美しい。5月頃小さな白い花をつけます。名前の由来は、扇の要に使い、モチノキ(黐)に似るためといわれます。別名はかなめのき、あかめもち、そばのきなどなど多数ありますが、 笛田公園では「アカメ」と呼んでいます。
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サルスベリ
- 科
- ミソハギ科
- 属
- サルスベリ属
- 学名
- Lagerstroemia indica
- 見られる場所
- 野球場北東側 遊歩道
- 見ごろ
- 7月~8月頃
中国原産の落葉樹。花は紅色の濃淡、白色があり、この公園の花は薄紅色です。6個の花弁は極端に縮れています。幹の樹皮がつるつるしていて、木登りが得意な猿が登ろうとしても滑ってしまいそうなので、このような名前が付けられました。花期が長いので百日紅の名前があります。笛田公園の夏を鮮やかに彩ります。
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キソケイ
- 科
- モクセイ科
- 属
- ソケイ属
- 学名
- Jasminum humile
- 見られる場所
- 野球場北東側 遊歩道
- 見ごろ
- 5月~7月頃
ヒマラヤ地方を原産とするオウバイの仲間。別名ヒマラヤジャスミン。花は黄色と白がありますが、ソケイ(白い花ノジャスミン)に比べて枝葉がしっかりしていることから 「木ソケイ」と名付けられたとのことです。
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シナノレンギョウ
- 科
- モクセイ科
- 属
- レンギョウ属
- 学名
- Forsythia suspensa
- 見られる場所
- 野球場北東側 遊歩道
- 見ごろ
- 3月~4月頃
中国東部の原産の低木で、春先に鮮やかな黄色い花を咲かせます。笛田公園のレンギョウは改良された品種です。レンギョウの古名は、いたちはぜ、いたちぐさ。俳句では春の季語です。漢方医学では「連翹」と呼ばれ、解熱、消炎、鎮痛薬などに用いられるそうです。
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ユキヤナギ
- 科
- バラ科
- 属
- シモツケ属
- 学名
- Spiraea thunbergii
- 見られる場所
- 野球場北東側 遊歩道
- 見ごろ
- 3月~5月頃
日本や中国を原産とする落葉低木です。岩の多い河岸に自生しますが、庭園にも栽培されます。雪白の小さな花を枝全体にびっしりつけ、葉がヤナギに似ていることが名の由来。また、散った花びらの様子が、地面に砕いた米をまいたようにみえることから「小米花」とも呼ばれます。
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ツツジ
- 科
- ツツジ科
- 属
- ツツジ属
- 学名
- Rhododendron
- 見られる場所
- 園内各所
- 見ごろ
- 5月~6月頃
ツツジ(躑躅)とは、ツツジ科ツツジ属の植物の総称です。日本では各地に自生する野生種をもとに交配され、美しい園芸品種が多く生み出されています。オオムラサキ、キリシマツツジ、クルメツツジなどいろいろあります。万葉集にも詠まれるほど古くから親しまれていて、中には推定樹齢が1,000年に及ぶ古木もあるとか。 俳句では春の季語です。
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サツキ
- 科
- ツツジ科
- 属
- ツツジ属
- 学名
- Rhododendron indicum
- 見られる場所
- 園内各所
- 見ごろ
- 5月~6月頃
中部地方の河岸に自生するツツジの一種でサツキツツジとも呼びます。江戸時代から園芸用として人気が高まり、ツツジとは分けて扱われるようになりました。他のツツジに比べ1ヶ月程度遅い5~6月頃、つまり旧暦の5月 (皐月) の頃に一斉に咲くことからその名が付いたと言われています。 「岩つつじ」の名前で万葉集に登場します。
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ドウダンツツジ
- 科
- ツツジ科
- 属
- ドウダンツツジ属
- 学名
- Enkianthus perulatus
- 見られる場所
- 北東側野球場 横の遊歩道
- 見ごろ
- 4月~5月頃
秋の紅葉も美しい
日本原産の落葉低木です。花はスズランのような白いベル型で下向きに咲きます。「ドウダン」は、枝分かれの様子が昔明かりに用られた「結び灯台」の脚部に似ているため、その「トウダイ」から転じたとのこと。漢字では「満天星」とも書きます。
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サザンカ
- 科
- ツバキ科
- 属
- ツバキ属
- 学名
- Camellia sasanqua
- 見られる場所
- 野球場北東側 遊歩道
- 見ごろ
- 10月~12月頃
四国・九州に分布する常緑の小高木です。多くの園芸品種があります。よく似た椿は花が散る時、花全体がポロっと落ちますが、山茶花は花びらが一枚一枚はらはらと散ります。サザンカの新芽を製茶して飲む地域があるということです。サザンカの名は山茶花の本来の読みである「サンサカ」が訛ったものといわれるそう。俳句では冬の季語です。
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ヤマモモ
- 科
- ヤマモモ科
- 属
- ヤマモモ属
- 学名
- Morella rubra
- 見られる場所
- 庭球場北東側 遊歩道
- 見ごろ
- 3月~5月頃
花は目立ちません
高さ20mに達する常緑高木です。雌雄異株ですが、笛田公園のヤマモモは雄なのか実りません。和名の由来は、山に生えモモのような果実をつけることから。樹皮は楊梅皮(ようばいひ)という生薬で、去痰・止瀉・消炎筋肉痛や腰痛用の膏薬に配合されることもあります。花言葉は「教訓」「ただひとりを愛する」。
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フジ
- 科
- マメ科
- 属
- フジ属
- 学名
- Wisteria floribunda
- 見られる場所
- 庭球場南側
- 見ごろ
- 4月下旬~5月上旬
日本原産のつる性の木本で他の木に絡みついて高く伸張します。春遅く藤色の花をつり下げます。秋には長い果実になります。つるは丈夫なので古くからロープや籠作り等民具に利用されています。藤には、つるが右巻き(上から見て時計回り)の「フジ」または「ノダフジ」、と左巻きの「ヤマフジ」があります。藤は「古事記」に登場し家紋にも使われています。
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シャリンバイ
- 科
- バラ科
- 属
- シャリンバイ属
- 学名
- Rhaphiolepis indica var. umbellata
- 見られる場所
- 北側庭球場Aコート
- 見ごろ
- 4月~6月頃
常緑の低木で、暖地の海岸近くに自生します。花は白で多数付けます。秋には黒い実になります。和名は車輪梅で、車輪状に出る葉と、花が梅に似ることから由来します。また、奄美大島の大島紬の染料として用いられています。木から葉を取り除いて細かく切り、10時間以上煮出した液を用います。
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ソメイヨシノ
- 科
- バラ科
- 属
- サクラ属
- 学名
- Cerasus x yedoensis
- 見られる場所
- 庭球場北側Aコート
- 見ごろ
- 3月~4月頃
日本のさくらを代表するのがソメイヨシノです。江戸の染井村の造園師や植木職人達によって育成されたため「染井吉野」と呼ばれました。1995年にエドヒガンとオオシマザクラが交雑してできた雑種であることが解明されています。果実が出来ないため接ぎ木などで増やします。
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ハギ
- 科
- マメ科
- 属
- ハギ属
- 学名
- Lespedeza spp.
- 見られる場所
- 野球場外野裏
- 見ごろ
- 7月~10月
ハギはマメ科ハギ属の総称です。各地に多くの種類が自生しますが、栽培種のおおくは、ミヤギノハギです。ハギ類は落葉低木で、草原に生育します。また、道路斜面や砂防など緑化資材としても活用されています。古くから日本人に親しまれ、秋の七草のひとつ。「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」(万葉集:山上憶良)
森林ゾーン
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イチョウ
- 科
- イチョウ科
- 属
- イチョウ属
- 学名
- Ginkgo biloba
- 見られる場所
- 壁打ちコート北側
- 見ごろ
- 秋の黄葉
中国原産の裸子植物約2億年前の中生代ジェラ紀から現在まで続く世界で最古の樹木の一つで、メタセコイヤと共に「生きた化石植物」と呼ばれています。、雌雄異株です。種子の銀杏(ぎんなん)は、たくさん食べると中毒になる危険性があります。俳句では、「銀杏(ぎんなん)」は秋の季語です。
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ムクノキ
- 科
- アサ科
- 属
- ムクノキ属
- 学名
- Aphananthe aspera
- 見られる場所
- 壁打ちコート北西側
- 見ごろ
- 5月頃
花は目立ちません
高くそびえる落葉高木で、外見はケヤキに似ています。成長速度は速く、水分が多めの場所に生育します。葉の表面はザラザラしていて漆器などの表面研磨にも使われてきた自然が作ったサンドペーパーです。10月黒く熟す実は甘くて食べられます。和名の由来は、良く茂る木の意味「茂くの木」とのことです。
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ヤブツバキ
- 科
- ツバキ科
- 属
- ツバキ属
- 学名
- Camellia japonica
- 見られる場所
- 庭球場西野球場西側 遊歩道
- 見ごろ
- 2月~4月頃
日本原産で、広く暖地に分布し、一般的にツバキとも呼ばれます。成長は遅く、寿命は長く高さ10mほどに達します。薬用としては、花は天日乾燥して生薬にし、葉は随時採って生を用います。果実は圧搾して油を採り育毛剤にも用いられ、伊豆大島の代表的な植物です。「花椿」は春の季語、「寒椿」「冬椿」は冬の季語です。 花全体がまとまって落花することから落馬を連想し競走馬の名前としては避けられるとのこと。
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イロハモミジ
- 科
- ムクロジ科
- 属
- カエデ属
- 学名
- Acer palmatum
- 見られる場所
- 庭球場西野球場西側 遊歩道
- 見ごろ
- 秋の紅葉
日本原産の落葉高木で渓谷などによく見られるカエデです。4月に葉が開くと同時に暗紅色の小花を付け、秋に小さなヘリコプターのような実を付けます。園芸品種も多数あります。名前の由来は紅葉(モミジ)の中で最もすぐれていることから。タカオカエデ(京都の高雄)の別名があります。
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ハゼノキ
- 科
- ウルシ科
- 属
- ウルシ属
- 学名
- Toxicodendron succedaneum
- 見られる場所
- 庭球場西野球場西側 遊歩道
- 見ごろ
- 秋の紅葉
東南アジアに分布する落葉高木で、日本には、資源作物として持ち込まれましたが、各地に野生化しています。雌雄異株。 果実から木蝋を採取する和蝋燭や鬢付け油などに用いられました。【要注意】ウルシほど強くはありませんが、かぶれることがあります。俳句では櫨紅葉・櫨の実共に秋の季語です。種子の核は飴色で強い光沢があり、俗に「きつねの小判」、「ねずみの小判」と呼ばれることも。
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ウルシ
- 科
- ウルシ科
- 属
- ウルシ属
- 学名
- Toxicodendron vernicifluum
- 見られる場所
- 庭球場西野球場西側 遊歩道
- 見ごろ
- 秋の紅葉
中国原産の落葉樹です。古くから、樹皮を傷つけて生漆を採り、果実は乾かした後に絞って木蝋を採る等、生活の中で生かされてきました。名の由来には、幹に傷をつけると汁(樹液)がしたたることを意味する「閏汁」あるいは「塗る汁」によるとする説や、紅葉の美しさを意味する「麗しの木」によるとする説があります。【要注意】近くを通っただけでもウルシかぶれを起こすことがあります。
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サカキ
- 科
- モッコク科
- 属
- サカキ属
- 学名
- Cleyera japonica
- 見られる場所
- 庭球場西野球場西側 遊歩道
- 見ごろ
- 6月頃
常緑の小高木。暖地に生育し、関東ではあまり見かけません。初夏に白い花を咲かせます。新芽の先が、曲がっているのが特徴です。日本では古来神事に用いられていますが、関東では代用でヒサカキが多く使われています。笛田公園にはヒサカキもあります。
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ヤマブキ
- 科
- バラ科
- 属
- ヤマブキ属
- 学名
- Kerria japonica
- 見られる場所
- 野球場外野裏
- 見ごろ
- 4月~5月頃
日本各地の沢沿いに生育する多年草。春、黄色の花をつけます。枝が緑色なのも特徴のひとつ。園芸品種に八重咲きのものがあります。和名は風でゆれ動くところから名付けられたました。美しい山吹色の花が咲くので『万葉集』にも詠まれるなど、古くから観賞されてきました。
俳句では春の季語です。 「ほろほろと山吹散るか滝の音」 松尾芭蕉
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ヒサカキ
- 科
- モッコク科
- 属
- ヒサカキ属
- 学名
- Eurya japonica
- 見られる場所
- 庭球場西野球場西側 遊歩道
- 見ごろ
- 3月~4月頃
暖地に生育する常緑性の小高木。雌雄異株ですが、両性花をつける株もあります。春先に咲く枝一杯に咲く花は可愛らしいのですが、独特の匂いがします。黒く熟す果実は小鳥が好んで食べに来ます。神棚にはサカキが供えられますが、関東以北ではその代用としてヒサカキが使われています。サカキより葉が小ぶりで鋸歯があるのが見分けるポイントです。
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スダジイ
- 科
- ブナ科
- 属
- シイ属
- 学名
- Castanopsis sieboldii
- 見られる場所
- 野球場外野裏
- 見ごろ
- 秋のどんぐり
常緑広葉樹で、お椀を伏せたような樹形になるため、一本あるだけで大きな森があるように見えます。いわゆる「鎮守の森」を形成する代表的な樹種で、寺社に広く植えられています。葉裏が金色に見えるのが大きな特徴です。どんぐりは細長い形で古代から重要な食糧とされていました。木材は木炭やシイタケ栽培のホダ木になります。
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クスノキ
- 科
- クスノキ科
- 属
- ニッケイ属
- 学名
- Cinnamomum camphora
- 見られる場所
- 野球場外野裏
日本では、特に九州に多くみられる常緑高木。古くから寺や神社の境内に植えられており、ご神木として人々の信仰の対象とされています。葉はアオスジアゲハの幼虫の大好物です。また一葉に2つずつダニ室がありダニが住んでいるそうです。樟脳から生成して得られるカンフルは、強心剤・神経痛や打撲の軟膏などの製薬材料としても重用されています。防虫効果のある「樟脳」を採集する香木で、飛鳥時代には仏像の材に使われました。
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コナラ
- 科
- ブナ科
- 属
- コナラ属
- 学名
- Quercus serrata
- 見られる場所
- 野球場西側遊歩道
- 見ごろ
- 4月~5月頃
秋の黄葉、どんぐり
日本各地に分布する落葉高木で、雑木林を代表する木です。夏には樹液が発酵してカブトムシ・クワガタなどが集まります。秋にはたくさんのドングリが稔ります。コナラは薪や炭に適しており、シイタケのホダ木にも利用され、落ち葉は堆肥となります。伐採してもひこばえから15年ほどで林が再生しますが、現在は放置され高木となっています。虫害によりナラ枯れが見られます。 「コナラ」の名は、ミズナラの別名のオオナラと比較してつけられたとのことです。
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エゴノキ
- 科
- エゴノキ科
- 属
- エゴノキ属
- 学名
- Styrax japonica
- 見られる場所
- 野球場西側遊歩道
- 見ごろ
- 5月頃
雑木林に多い落葉小高木。樹皮は黒褐色。初夏、枝一杯に白い花を吊り下げます。秋果実を付けますが、果皮に含まれるエゴサポニンには界面活性作用があり、泡立ちがよく「セッケンノキ」の別名もあります。昔はこの毒性を使う漁があったそうです。香料「安息香」はエゴノキの仲間の樹脂から採取するとのことです。和名は、果実を口に入れると喉や舌を刺激してえぐいことに由来します。
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ケヤキ
- 科
- ニレ科
- 属
- ケヤキ属
- 学名
- Zelkova serrata
- 見られる場所
- 庭球場北側Bコート
- 見ごろ
- 新緑
秋の紅葉
各地の山地に生育する落葉高木です。樹形は箒を逆さにした形になります。材は、木目が美しく磨くと著しい光沢を生じ、堅くて摩耗に強いので、家具・建具等の指物に使われます。日本家屋や神社仏閣などにも用いられています。和名の由来は「けやけき木」。目立つ、ひときわ優れている樹木という意味で、他の木より一際目立って樹形が端整であることや、木目が美しいことを意味します。
花咲くゾーン
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ヤマグワ
- 科
- クワ科
- 属
- クワ属
- 学名
- Morus australis
- 見られる場所
- 多目的広場西側
- 見ごろ
- 4月頃
果実は5月~6月頃
各地に自生する落葉性の高木で、養蚕のために栽培されています。雌雄異株または同株。初夏に稔る果実は食用になります。強い繊維質を持つことから、製紙の原料にもなっています。 漢方では、根皮、葉、枝、果実だけでなく、クワを食餌とする蚕のフンを乾燥させた「蚕砂」も生薬として利用されているとのことです。現在栽培されている桑畑の桑は中国原産のトウグワです。
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ハンノキ
- 科
- カバノキ科
- 属
- ハンノキ属
- 学名
- Alnus japonica
- 見られる場所
- 多目的広場西側
- 見ごろ
湿地に自生する落葉高木ですが、現在は生育地が減っているため見かける機会が少ない。根に「放線菌(根粒菌)」が共生しており、栄養の乏しい場所でも育ち、荒地を回復させる力を持っています。和名は、水田の脇に並木状に植えて稲掛け(はざ架け)の梁(ハリ)に使ったことからハリノキと呼ばれ、それが転化してハンノキとなりました。
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ヤエザクラ (サトザクラ)
- 科
- バラ科
- 属
- サクラ属
- 学名
- Cerasus serrulata
- 見られる場所
- 多目的広場西側
- 見ごろ
- 4月中旬~5月頃
八重桜は八重咲きに花を付けるサクラの総称です。6枚以上の花弁を付けるものを八重咲の八重桜として区分しています。また、サクラの栽培品種を総称でサトザクラと呼びますが、ヤエザクラの多くはオオシマザクラを親とするサトザクラ群となります。笛田公園のヤエザクラは大きな濃い紅色の花が咲く品種で、桜湯の桜の塩漬けに多く使われています。
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ヒイラギモクセイ
- 科
- モクセイ科
- 属
- モクセイ属
- 学名
- Osmanthus × fortunei
- 見られる場所
- 多目的広場南西芝生丘
- 見ごろ
- 9月~10月頃
本種は、ヒイラギとギンモクセイの雑種と考えられていて、生垣によく使われています。葉や樹形はキンモクセイによく似ており、花もよく似た白い花を咲かせ、淡いいい香りがします。葉はヒイラギに似た鋸歯が棘になっている葉と、全縁で棘の無い葉と両方出ます。木犀の名の由来は、樹皮が動物のサイの皮膚(木犀)に似ることからついたそうです。
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トウネズミモチ
- 科
- モクセイ科
- 属
- イボタノキ属
- 学名
- Ligustrum lucidum
- 見られる場所
- 多目的広場南西芝生丘
- 見ごろ
- 5月~6月
冬は黒い実が実ります
中国原産の常緑小高木。庭園樹として導入されましたが、各地に野生化しています。6月頃小さな白い花を沢山咲かせます。秋には多数の黒い実がなります。葉の質が薄く日にかざすと脈が透けて見え、よく似たネズミモチと見分ける方法の一つとなります。漢方では干した実を女貞子(じょていし)と呼び強壮作用があるとされています。
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ヤツデ
- 科
- ウコギ科
- 属
- ヤツデ属
- 学名
- Fatsia japonica
- 見られる場所
- 多目的広場南側
- 見ごろ
- 11月~12月頃
新葉の時期は艶やか
日本固有の常緑低木。海岸近くの常緑樹林内に多く生え、又、庭にも栽培されます。葉は大きな手のひら状。冬に白い花を付け、翌年黒い実を付けます。別名「天狗の団扇(うちわ)」。葉を乾燥させたものは「八角金盤」という生薬として用いられますが、ヤツデサポニンを過剰摂取すると下痢や嘔吐を起こすので【要注意】。
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ウツギ
- 科
- アジサイ科
- 属
- ウツギ属
- 学名
- Deutzia crenata
- 見られる場所
- 多目的広場南側
- 見ごろ
- 5月~6月
日本各地に分布し、林の縁などに生育する落葉低木。初夏に白い花を咲かせます。葉の表面には星状毛が生えているためザラザラしています。卯月(旧暦の4月)に白い花を咲かせるので「卯の花」とも呼ばれ、初夏の風物詩となっています。名前の由来は、「空木」と書き、枝が中空なことから。
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シバザクラ
- 科
- ハナシノブ科
- 属
- フロックス属
- 学名
- Phlox subulata
- 見られる場所
- 多目的広場市道沿い
- 見ごろ
- 4月~5月
北アメリカ原産の多年草。葉形やそのほふく性などから芝桜と名付けられました。名前の通り芝のように地表をおおい、桜に似た小さな花をたくさん咲かせます。元の名はハナツメクサ(花詰草、花爪草)です。斜面の土の流失を防ぐ為に植えることもありますが、シバほど踏圧に強くはありません。笛田公園では、当初ピンク色と白で、富士山型になるよう植えました。
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ローズマリー
- 科
- シソ科
- 属
- マンネンロウ属
- 学名
- Rosmarinus officinalis L.
- 見られる場所
- 管理事務所南側
- 見ごろ
- 10月~6月
地中海沿岸地方原産の常緑低木。ハーブとして利用され、生葉や乾燥葉をアロマセラピーの精油としてもポピュラーです。ヨーロッパでは、悪魔から守る神秘的な力を持つといわれ、また記憶や友情を意味するそうです。消臭効果や抗菌作用、抗酸化作用があるため、肉・魚料理に利用されます。和名はマンネンロウ(迷迭香)。
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イソギク
- 科
- キク科
- 属
- キク属
- 学名
- Chrysanthemum pacificum
- 見られる場所
- 管理事務所南側
- 見ごろ
- 10月~12月
関東地方を中心に分布する多年草。海岸の崖地に自生しますが、鑑賞のため、各地で栽培されています。根茎を伸ばして群生します。葉の裏面は白銀色の毛がはえていて、葉表は白く縁どられたように見えます。秋遅く黄色い花を沢山咲かせますが、筒状花のみなので、花びらが無い菊の花のようです。花言葉は「感謝」。みなさまに、イソギクの花言葉が届きますように。